Culinary Tradition

ZWILLING Culinary World, Destination Italy

ウリッセ・ブレンド- カサーレ農場

イタリアのキッチンとテーブルにはいつもわくわくするものでいっぱいです。フードブローガーのメイケ・ピーターズはすばらしいチーズを味わうためにウリッセ・ブレンドが経営するカサーレ農場を尋ねました。


About


ある日ピエンサで、ポデーレ・イル・カサーレのウリッセ・ブレンドリさんと

メイケ・ピーターズ

 

ポデーレ・イル・カサーレ(カサーレ農場)へのでこぼこ道を走っている間に、日の光は暖かい金色に染まりました。夕暮れに近い時間帯。思っていたより遅くなってしまったけれど、それもトスカーナを楽しんでいればこそ。太陽はすっかり低くなり、トスカーナの丘に触れんばかり。ピエンサとモンテプルチャーノにはさまれたその丘陵地帯の懐に抱かれて、めざす農場はひっそりたたずんでいました。ここを訪れた目的は、有名なスイス人のチーズ職人、ウリッセ・ブレンドリさんと彼の羊たち、ヤギたちに会うこと、そして彼の「ペコリーノ」チーズを試すこと。結果は、期待をはるかに上回るものでした。農場には静ひつな平和が満ちていて、古いテラコッタ色の母屋の前を通り過ぎると、心がすっと落ち着きます。そしてテラス。芳香を放つパインツリーが傘のように覆うこの壮大な眺望の舞台に立つと、目の前には薄暗いグリーンと黄褐色の陰影に彩られた、息をのむような景色が広がります。これほどの、信じられないほどの美しさを目にすると、ただ笑みを浮かべ、人生に感謝することしかできません。

ZWILLINGとともに世界各地の料理を訪ね歩く旅。トスカーナでは、そこで会った人々、訪れた場所に共通するものがあると感じました。それは自然を深く信頼し、敬意を払い、自然に身を委ねる姿でした。克服すべきどんな障害があろうと、解決すべきどんな問題があろうと、自然とは持ちつ持たれつの関係であり、そこにはバランスが存在することを彼らは知っています。楽な生活ではありません。でも、ウリッセさんと彼のパートナー、サンドラさんが30年前に母国を去り、イタリアで新たな挑戦を始めたとき、彼も楽な生活を求めてはいませんでした。ふたりが購入した土地での生活は厳しいけれど、同時に信じられないほど満足できるものでもありました。3頭の羊から始めて、今では200頭を飼育し、トスカーナの空の下で人も羨むよい生活を送っています。

ウリッセさんは、トスカーナの本物で、伝統的で、ロマンチックな昔かたぎの気質を愛しています。ポデーレ・イル・カサーレに電気が通ったのは1980年になってから。その前の暮らしはとてもシンプルで、素朴でした。それは、自然が素晴らしい生乳チーズを作るのを「助ける」という彼の信条にとって、完璧な舞台となっているのです。

 

 

農場で作られるチーズ、野菜、オリーブオイルはすべてオーガニックです。オーガニックを選んでいるというより、彼の哲学ではオーガニックが当たり前なのです。「従来の農業がおかしいのであって、有機農業がノーマルです。廃棄率を40%以下に減らそうというのがきっかけで、より多くの人にオーガニックで、地元産で、旬の食物を届けるようになりました」。彼の心に批判精神と創造性の種を撒いたのは、お母さん。彼女は何でも吸収し、試すようにと教えました。

ポデーレ・イル・カサーレのチーズは、3つの材料しか使っていません。生乳、レンネットと呼ばれる凝乳酵素、塩だけです。生乳は、季節や気候、土壌、羊が牧場で食べる草によって違ってきます。「最高の食べ物は最高の生乳を作り、それが最高のチーズを作ります。しかも、季節によってチーズは変わってくる」。多くの人がトスカーナ最高と褒めたたえるペコリーノを作る秘訣は、この謙虚な姿勢にありました。動物たちが戸外に出てよい食べ物を食べ、十分な空間の中で飼われていると、病気の心配も減り、農薬を使う必要もなく、いわゆる「ホメオパシー」手法による管理が可能です。動物たちは、小屋にいるときは彼らの「パワーフード」である大麦、オーツ、豆類を食べ、牧場では干し草や雑草を食べています。生乳チーズは、それが生産される場所、動物、気候と密接に結びついているのです。私にとって、ウリッセさんの羊とヤギのチーズの味わいは、若いものも熟成したものも、100%生乳のものも白トリュフやサフランを加えたものも、イタリアの旅の中で最高の喜びのひとつでした。残念だったのは、人気の高いレストランに立ち寄る時間がなかったこと。でも、素晴らしいチーズを味わい、ピエンサの夕暮れの景色を楽しめただけでも十分な収穫でした。

ウリッセさんが羊の群れの中に立ち、2頭の騒々しい純白のマレンマ・シープドッグとじゃれ合っているとき、沈みかけた夕日の最後の一筋が私たちの顔を照らしました。私は彼にたずねました。今の暮らしの中で何が一番好きですかと。彼はこう言いました。「自由です。農場で私はしたいことをしています」。

 


ウリッセ・ブレンド - ポデーレ・イル・カサーレ オーナー

CW_Italy_MIYK_Ulisse_Braendli_archive_415x415

"地方にこそ未来がつまっている。地方と季節の食事にね。"


Plan your visit to Italy with our insider tips


CW_Italy_Product_Competence_MIYK_Fattoria_Poggio_Alloro_1_358x249

フィレンツェ風ステーキ

レシピ詳細
CW_Italy_Product_Competence_MIYK_The_Eatery_22_358x249

モッツァレラチーズ入りニョッキとトマトのコンフィ

レシピ詳細
CW_Italy_MIYK_Emiliano_Lopez_27_358x249

牛のホホ肉エルサレムアーティチョーク、マッシュルーム、サツマイモ添え

レシピ詳細
MIYK_Andrea_Felaschi_3_036HRFFF_358x249

パンチェッタ、ポロネギとトマトのタリアテッレ

レシピ詳細
CW_Italy_Product_Competence_MIYK_Emiko_Davies_1_358x249

リコッタチーズとほうれん草のニョッキ

レシピ詳細

メルマガ登録

メールマガジン購読者の方にはいち早く新商品情報やセール情報などをお届けします。読者限定クーポンなどお得な情報も配信してますので、是非ご登録ください

メルマガ登録する

Made in Italy

メイド・イン・イタリーの使い心地をぜひお試しください

バッラリーニ 製品はこちら
Website_Italy_2

#culinaryworldをフォロー

Instagram